たったひとしずくの水を出発点にした、喜びにあふれ、明るく、革新的なフレグランス。
透き通ったしずくが薄く広がり、丸みを帯びて鏡や拡大鏡のように映し出し、見えない世界を見せてくれます。ボタニカルアコードがナチュラルな雰囲気を醸し出し、同時にアーモンドミルクが甘く香り立つトップノート。繊細なオレンジブロッサムと、純粋で透き通ったダマスクローズのフローラルブーケが輝きます。スターアニスとジャスミンが、サニーライラックの暖かく包み込むような一面を引き立てるミドルノート。ベースノートはなめらかなムスク。バイオバニリンとアンブロックスがいっそう優しく香り、フローラルとムスクに抱かれ心休まる余韻をあたえてくれます。伝統的な香料抽出法では香りを取り出せない花のひとつライラック。調香師アネ・アヨによってその香りが再現されました。「肉眼では見えないものを明らかにし、フレグランスの奥に驚きを隠す様に、香りを構築しました。」レンズのようにカーブし、拡大鏡のように像を拡げるパッケージ。しずくという何よりも純粋で、詩的で、喜びにあふれたかたちを表現しています。

三宅一生は、伝統と革新、大胆さと繊細さの両極を行き来しながら、常に本格的なクリエーションを追求しつづけてきました。彼のデザインの発想の源は、自然や日常の生活、幅広い分野で活躍する人々との出会いであり、世界中の多様な文化をミックスして、独創的なものづくりを発展させてきました。 香水においてもその姿勢は変わらず、生活と調和し、誰もが楽しめる普遍的な香り、驚きと歓びをもらたす香りの創造をつづけています。