DETAILS
ポルトガルはシントラ。ユーラシア大陸最西端のロカ岬へと続く森の中を、独り歩いていた。
針葉樹系の香りが、粒になって鼻腔の中で弾けるのを感じた。
その時にふと、幼い頃アゲハチョウの幼虫を育てたことを思い出した。薄黄色の謙虚な卵を家に持ち帰り、孵化後は毎日山椒の葉を与えた。
サナギになり数日後、美しい翅を持ったアゲハチョウが中から出てきた。幼虫期を過ごした家を離れるのが名残惜しいのか、少し戸惑いを見せていたが、最終的にはベランダからひっそりと飛び立っていった。
ウッディノートを中心に、インセンス、レザー、ローズ、四川山椒やジンジャー等のスパイスが華やかに香る。
レモン、ベルガモット、ローズマリー、バジル、四川山椒、シナモン、ジンジャー、クミン、クローブ、アイリス、ローズ、ゼラニウム、レザー、パピルス、パチュリ、ムスク
価格 | 9,900円(税込) |
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内容量 | 30mL/オードトワレ |
送料パターン | 一般便 |
STAFF REVIEW
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ABOUT BRAND
「上質な日常」をテーマとして、2020年9月パリにて産声を上げたニッチフレグランスブランド。クリエーター渡辺裕太がディレクションを取り、フランス人調香師Jean-Michel Duriez(ジャン=ミッシェル・デュリエ)とともに、既存の香水にはない新しいアイディアと熟練した技術による調香を兼ね備えた、日本人が日常使いできる香り作りを志向。ブランド名<canoma>は、日常を表す「茶の間」と上質の象徴である「茶道」という2つの言葉を組み合わせ“sanoma”という音を作り、そこにフランスが培った香水文化のエッセンスを表現するために“ca”を用いることで付けられました。