光の彫刻を思わせる今回のフレグランスは、ベルガモットとマンダリンが織り成す爽快なシトラスのハーモニーで幕を開け、フレッシュなブラックペッパーとローズペッパーCO2エキスのスパイシーなニュアンス、カルダモンオイルのほのかなアクセントが香りを引き立てます。
ハートノートでは、この香水の主役である高貴なブルガリアンローズをゼラニウムオイルのグリーンノートが引き立てます。
ベースノートでは、ベチバー、ガイアックウッド、シダーウッドの深みが落ち着きを織りなし、まろやかでセンシュアルなムスクのニュアンスに包み込まれると、時間が経つにつれて徐々に表情を変えながら、フィナーレを迎えます。

1916年イタリアの小さな工房で誕生した “コロニア”は、顧客の元へ出荷される直前のスーツに「メンズスーツにエレガントさを加える最後のエッセンス」として多くの高級ブランドで使用されることにより、成功へのきっかけをつかみます。1940年代から、＜アクア ディ パルマ＞は世界的な成功をおさめるようになります。ハリウッドスターたちがイタリアを旅行中、イタリアンエレガンスを感じられる“コロニア”と出会い持ち帰ることにより、アメリカでも人気を博すようになりました。