毎日のメイクに、もっと価値を 洗練の極み「TANメイク」、始まる!
<美容ジャーナリスト 齋藤 薫 スペシャルコラム>

2024.2.20

特集

イセタンズ2024年春夏号。「TANメイク」は、伊勢丹の「TAN」を名付けて、イセタンズビューティ2024から始動。人気ヘア&メイクアップアーティストがメイクルックを提案する連載プロジェクトです。

 

「TANメイク」とは、トレンドを意識しながらも雰囲気を大切にし、一人ひとりの魅力を引き立てる、洗練が宿る雰囲気美人メイク。「TANメイク」は、時代を反映し、“女性のエンパワーメント”を体現するような、意志の強さや知性をパーツやメリハリで表現。「TANメイク」での約束は、いつも輝いていること。肌も、パーツも、表情も。何よりその人自身も輝いて見えること。美容ジャーナリスト・齋藤 薫さんスペシャルコラムです。

毎日のメイクに、もっと価値を 洗練の極み「TANメイク」、始まる!
齋藤薫さん

 

文/齋藤薫

美容ジャーナリスト、エッセイスト。女性誌編集者の経験を活かして美容記事の企画に携わるほか、化粧品会社や百貨店のコンサルタント、広告や商品開発のアドバイザーなど、幅広く活躍中。著書に『「美人」へのレッスン』『美人だけが知っている100の秘密』など多数。

What's“TAN Make”?・・・・・・・1

Trend...時代感覚にあった Atmospheric…雰囲気のある Natural…自然な、さりげない それが、ISETAN発信の「TANメイク」

トレンドは今、クワイエット・ラグジュアリー。控えめな上質

今、ファッショントレンドが大きく動きつつあり、新しい幹となる最も注目すべきトレンドは「クワイエット・ラグジュアリー」、“静かなる贅沢”、“控えめな上質”とも訳される。

トレンドを追いながらも、洗練された雰囲気を何よりも大切にするTANメイクが目指すところは、まさにクワイエット・ラグジュアリー。ナチュラルなのに上質感があり、控えめなのに華やか。服そのものよりも着る人の美しさを際立たせるトレンドは、まさにTANメイクのマインドと響き合う。

What's“TAN Make”?・・・・・・・2

大切なのは、艶々すぎない品のいいミュートな艶肌

“肌の質感”にもトレンドはあるものの、ナチュラルな上質感は時代を超えて美しい、洗練の極み。だからTANメイクは、品のいい艶肌を肌作りの一つの軸と考えた。大人の肌に艶めきは何より重要だけれども、艶々すぎてはいけない。だから艶を程よく抑えつつも、どこかにアンニュイな雰囲気を秘めた“ミュートな艶肌”を表現したい。メイクの世界で今、“音消し”を意味する「ミュート」が、ナチュラルな雰囲気作りのキーワードとなっているのだ。

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目もとは強め。でも盛ることだけが、強さじゃない

TANメイクの眼差しは、いつも強い。時代と社会をしっかりと見つめる明快さと知性を秘めている。だからアイメイクも強めで、眉やアイラインなどに意志の強さを表現するのが約束。アイシャドウでも表情豊かに、モノ言う眼差しを作りたい。けれどもひたすら盛ることだけが強さではない。例えば一切のアイメイクなしに、つけまつ毛だけ…。そんな一点豪華な表現も強い眼差しを作る一つのテクニック。TANメイクだからこその、モードなこだわりに洗練が宿る。

What's“TAN Make”?・・・・・・・4

足し算ではなく引き算が雰囲気を作る。唇がレッドなら、アイラインなし

メイクで雰囲気作り?一体どうしたら?と戸惑うかもしれない。一つのコツは、足し算ではなく引き算。例えばだけれど、深紅の口紅をたっぷりと塗ったら、その代わりアイラインなし。その絶妙なバランスがそっくり雰囲気となってくる。あるいはまた、青みのピンクチークを少し広めに艶やかに塗ったら、思い切って口紅なし。

足し算のフルメイクで合計10の顔を作るより、引き算の顔のほうが強いことを覚えていて。

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雰囲気ある人に見せる鍵は、じつは眉。例えば、作りすぎない強めの眉

ハッとするほど雰囲気のある人って、よく見ると眉がとても印象的だったりする。といっても眉が目立つわけではなく、顔立ちの中に溶け込みながら、顔立ちにインパクトをもたらす種類の眉。例えば誰の眉? というなら、カーラ・デルヴィーニュ。眉山がしっかりしていて、太めだけれど、作り込んだ感じはないナチュラルな眉。紛れもなくその人自身の存在感を際立たせる表現だ。まさしく今は、そういう雰囲気眉がトレンド。

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骨格をハイライトで際立たせるのが、一つのクワイエット・ラグジュアリー

メイクで無理はしない。だから失敗もない。なのにちゃんと小顔になり、美しくなり、若々しい。最低限の手間で、最大限の効果を上げるのが、TANメイクの価値。例えば、骨格を際立たせるメリハリ作りは欠かさない。でも凸凹の凹=影作りは難しくリスクを伴うから、凸凹の凸=骨格の高い所をハイライトで高く見せることを中心に。それもメイクの知性であると提唱するのが、TANメイクなのだ。

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ワントーンメイクは、いつの時代もシックの決め手

目もとも、頬も、唇も、なんとなく同系色…。ワントーンメイクは、言うまでもなく時代を超える洗練の極み。ピンクメイクでさえ、甘さよりもシックさが湧き上がる大人のメイク表現だ。だからTANメイクはいつだって、ワントーンを自信を持って強く提案。カラーはそのシーズンのトレンドカラーを選んで。2024年春夏は例えば、アースカラーのワントーンに挑みたい。

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控えめなラメ、奥行きあるパール感は、それだけで雰囲気を生み出せる

質感にこだわると、それだけで雰囲気は生まれるけれど、逆に質感の誇張が度を超えると洗練に反してしまう。だから目もとや口もとには、テラテラしない、奥行きある上品なパール感を。ラメ使いも控えめに。控えめなほうがむしろ遠目にキラキラ光って、その人を輝かせるのが、ラメ使いの不思議。だから頬に、まぶたに、唇に、ときにはまつ毛の上にも少しだけラメを散らす。TANメイクらしい小さなコツだ。

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思い切りトレンドを追いたいネイル。メタリックやホワイトや…

クワイエット・ラグジュアリーも、ネイルは思う存分。大小ラメ、イリデッセントパール(偏光パール)はもちろん、メタリック、バレリーナホワイトなどにも挑んでほしいし、ダルカラーにもトライしたい。ネイルメイクにはその人のセンスや美意識がそっくり現れる。ここは服を選び、ジュエリーを選ぶのと同じテンション、 同じ喜びを持ってネイルカラーを選ぶべき。

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毎日少しずつ違う雰囲気を纏うコツは、形容詞を一つだけ頭に描くこと

「メイクはもっとファッションであるべき」とTANメイクは考える。ただ、服のようにメイクを毎日着替えるのはハードルの高いこと。だから提案。毎日少しずつ雰囲気が変わる、自ずと変わってしまう方法を。

それは毎日異なる形容詞を頭に思い描くこと。今日の服のイメージも踏まえて、フェミニン、セクシー、クール…。それを一つ唱えながらメイクするだけで、その形容詞が雰囲気になって醸し出される。そして必ず洗練が生まれる。ファッションまでを含めてTANメイクであると知ってほしい。

 

構成/ISETAN'S BEAUTY

TANメイク、始動 2024年春夏 伊勢丹のコスメ

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