プロ直伝！スタイリッシュな“小顔見せ”メイクテクニック
【岡田知子さん】

テクニックを駆使しているのに、サラッとした印象でそんな風には映らない。小顔メイクはそのくらいさりげなくていいと語る、ヘア＆メイクアップアーティストの岡田知子さん。

「小顔を叶えるためのテクニックはシンプルでロジカル。光を与えれば立体感が出てパーツが際立ち、マットにすれば引っ込みます。小顔メイクの代名詞とも言えるシェーディングやハイライトは、肌色に対してプラス1かマイナス1トーンくらいで大丈夫。あとは質感のコントロールで立体感を演出することができます。」その他のパーツは細かい補正の積み重ねを大切に。

「人中（鼻下の縦の溝）の距離を縮めるために上唇の山を強調したり、フェイスラインにさりげなく入れたシェーディングを引き立たせるためにチークの入れ方を工夫したり。目的意識を持ちながらいつものメイクを微調整していく感覚を身につければ、洒落感と小顔テクニックを共存させることができますよ。」

ファンデーションは叩き込んでナチュラルな薄ツヤ感を仕込む

小顔メイクの大前提は立体感を出したい部分にツヤを宿し、シャープに見せたい部分をマットに仕立てること。「まずはファンデーションで顔全体を“薄ツヤ”に仕上げるところからスタート。」（岡田知子さん、以下同）

＜イヴ・サンローラン＞アンクル ド ポー ルクッションN #20 やや明るめの肌色 9,900円

＜メイクアップフォーエバー＞HDスキン オールインワンパレット #H1 14,300円

※店頭のみのお取り扱いです

光を集めたいパーツにだけピンポイントでおくのが正解

ハイライトは立体的に見せたいパーツだけを狙って小さくのせるのが小顔見せのポイント。「高さを出したいところがシャープにツヤめき、上質なムードが漂います。」

＜クレ・ド・ポー　ボーテ＞ル・レオスールデクラ #17 Celestial Sparks 9,350円

眉、目もと、鼻先に影を落として立体感で“キュッと”させる

目もとにナチュラルな陰影をつけて彫りが深い印象を目指すことで、求心的な顔立ちに。「目頭から眉、鼻にピンポイントで影を落とすだけで目の輪郭が強調され、鼻がスラッと、人中も短く見えてくる。眉の下辺をきちんととることで顔全体の間延び感も防げます。仕上げにクリアなアイブロウマスカラで毛流れに立体感をつけると横顔までシャープに映るはず。」

＜コスメデコルテ＞コントゥアリング パウダーアイブロウ #BR302 ナチュラルブラウン 4,950円

②しなやかで繊細なペン先で描きたいラインが思いのまま。

＜ランコム＞スーシデフィニ ペンシル #04 ライト ブラウン 3,410円

③軽やかに毛流れをキープ。

＜RMK＞RMK クリア アイブロウ ジェル 3,520円

“目玉焼き”レイヤードでふっくら血色感をプラス

ここでのチークのミッションは顔の余白を血色感で埋めながら立体感を出すこと。「色を重ねて目玉焼きのように頬が自然と前に飛び出しているように見えると、顔つきがキュッと引き締まった印象に。」

＜スリー＞THREE ブロウンアウェイ ブラッシュデュオ #04 BREEZE WALKER 4,180円

上唇の山をオーバーになぞって人中を短縮できるシェイプに

上唇の山に高さを出すと顔の中心がタイトに映って、小顔度がアップ。「人中がキュッと縮まって見え、唇がふっくらして、顔の余白から視線をそらすことができます。下唇の中央の底辺もリップライナーで強調して。上唇と下唇の縦幅（高さ）を同じくらいにすると、適度にむちっとして可愛げも上昇します。」

＜センサイ＞リップペンシル #05 4,400円