公開日:2022.12.23/最終更新日:2024.9.17
特集
meecoで人気のデパコスブランドを徹底解剖する【ブランド図鑑】。2回目は、アイシャドウパレットの人気が揺るぎないブランド<SUQQU/スック>が登場。ブランドヒストリーやブランドの哲学はもちろん、ベストセラーアイテムやヒット作をカテゴリーごとにご紹介します。また、メイクアップアーティストによるおすすめメイクの方法や、カラーメイクのスウォッチも満載。ぜひチェックしてみてください!
<スック>メイクアップアーティスト
馬場愛弓さん (ばば あゆみ)
大阪府出身。関西のSUQQUカウンターで6年勤務後、より多くの方にSUQQUのアイテムでメイクの楽しさを知っていただきたいと思い、SUQQUアーティストを志す。
鋭くきめ細やかな観察力とトレンドの感性を持ち合わせ、お客さまのチャームポイントを活かしたメイクが得意。気だての良い人柄に解説がわかりやすいと評判。
2003年9月に誕生した<スック>。映像出身のヘアメイクアップアーティストがディレクターとして手がける、アーティストブランドとしてスタートしました。その後、2010年のリブランディングを経て、2016年にブランドをリフレッシュ。チームで商品を作り上げる体制となりました。
<スック>がブランドとして創業当初から大切にしているのは、静止画の美しさ+動きの中の美しさを表現すること。さらに「常に旬のものを提供できるブランド」「メイクを自分らしく大胆に楽しめるブランド」として、“大人の美しさを更新し続ける”ことをミッションに掲げています。
そんな中から生まれたのが、<スック>を代表するアイシャドウパレット「シグニチャー カラー アイズ」。あえて反対色を配置しながらも使いやすいと評判で、フェミニンで知性溢れるモードな旬顔をクリエイトしています。また、マットでありながら透け感のあるリップや、さまざまなツヤを表現したファンデーションなど、ヒット作がたくさん。<スック>の魅力をしっかり味わってみてください。
<スック>といえばアイメイク。なかでも一番人気の「シグニチャー カラー アイズ」は、マストバイアイテムとして指名買いも多く、限定色は即日完売という人気ぶり。その秘密は、“動きの中での美しさ”を想定したこだわりのテクスチャー。重ねたりミックスしたりしても濁りなく、朝つけた時の美しさをキープできるよう粉質やパールの配合率などに徹底的にこだわっています。
また、3種類の質感がある単色アイシャドウの「トーン タッチ アイズ」は、ベースにしたり、輝きのポイントとして重ねたり、アイメイクの楽しさが広がる一品として話題。
そして、<スック>メイクアップアーティストの馬場愛弓さんによれば、「このところ注目度が高いカラーアイライナーもおすすめです」とのこと。絶妙なカラーでトレンドの抜け感を演出するアイテムとして、要チェック!
<スック>の“顔”的な存在の4色のアイシャドウパレット。ぴたっと密着し、重ねても透明感がそのままに白浮きせず美しく発色。しっとり、なめらかなテクスチャーにも魅了されそう。
「色によりパール感などの配合は異なります。4色のうち、いわゆる締め色は設定していませんが、やや濃いめの“ディープカラー” でメリハリのある印象も作れます」(馬場さん)
(画像左から)
#02 陽香色 -YOUKOUIROは、温かみのあるコーラルがかったオレンジと黄みブラウンのグラデーション。「優しい印象でワークシーンはもちろん、華やかさもあるのでフォーマルにも使えます」(馬場さん)
#04 純撫子 -SUMINADESHIKOは、大人に似合うピンク系のグラデーション。「aのハイライトカラーを先につけると、ピンクみがより華やかに」(馬場さん)
ノンパールのフロスト、なめらかで透明感の高い光のシルク、まばゆい輝きのステラーと、3種の質感が揃う単色アイシャドウ。
(画像左から)
#12 秋蛍 -AKIHOTARUは、大粒ゴールドパールが輝くステラータイプのディライトベージュ。「シルバーラメ入りですが、ベージュ系なので肌になじんでエレガントな印象に」(馬場さん)
#18 桃雫 -MOMOSHIZUKUは、透明感の高いシルクタイプのシェルピンク。「愛らしさと知性を備えた淡いピンク系で、発売当初から人気が高いです。ブラウン系のアイシャドウにも合わせやすく、さまざまなシーンで活躍しそう」(馬場さん)
コシのあるフェルトタイプの筆で、細くも太くも自在に描けるアイライナー。#03 グレーは、ホワイトみで抜け感のあるグレー。
「淡すぎず、締めすぎず、ニュアンスのある色で洒落感アップが狙えます。特に「シグニチャー カラー アイズ #04 純撫子 -SUMINADESHIKO」との組み合わせがおすすめ。速乾性でよれにくく、使い勝手がいいですよ」(馬場さん)
<スック>の美しいアイメイクを支えるアイテムはエピソードが満載。
まず、有名なのがビューラーの「アイラッシュカーラー」です。ブランド誕生当初、メイクのタッチアップ用にメイクアップアーティストがお客さまに使用していたものから人気が出て発売。以来、「お客さまからの指名買いやお問合せも多く、実は隠れたベストセラーです」(馬場さん)
そして、今では当たり前となっているカラーアイブロウですが、<スック>では2017年発売の「フレーミング アイブロウ リキッド ペン」の01にカーキを取り入れ、カラーアイブロウの先駆者的な存在に。
「この他、繊細なまつげを演出するマスカラ、眉メイクを楽しめるアイブロウマスカラなどもぜひお試しください」(馬場さん)
大人まつげのために開発したマスカラ。自まつげがそのまま長く伸び、扇状に花開いたような、大人にもちょうどいい自然なツヤまつげに。#01 ブラックは、スタンダードな漆黒。「ツヤ感でまつげにハリ感があるように見えるのが魅力。短い毛もキャッチできる、細いブラシにもこだわっています。たっぷり重ねづけしてもダマになりにくいです」(馬場さん)
これが、お客さまのリクエストにより製品化されたビューラー。金属部分が特殊なカーブでアイホールにぴったり合い、まつげをしっかり捉えて根本から簡単に自然なカールが作れます。
「今も指名買いが絶えない名品です。日本人の骨格を研究して開発しているため、本当に一度で緩やかに自然なカールに仕上がります。ぜひ、試してみてください」(馬場さん)
繊細な筆先で眉1本1本が自然に描ける、リキッドタイプのアイブロウペン。シアーな発色で自眉になじみ、上品なツヤ眉に。
「汗や皮脂に強いのでスイミングを楽しむ方や、ヨガのインストラクターにも人気があります」(馬場さん)
(画像左から)
#02 ブラウンは、女性らしい柔らかな印象。「発色がほどよく、使いやすいカラーです」(馬場さん)
#04 グレーは、赤みを帯びたグレー。「抜け感のあるグレーなので、髪色が黒以外でも合わせやすいです」(馬場さん)
コンパクトなブラシで毛流れを整えながら、ほどよいツヤ、ボリュームを演出するアイブロウマスカラ。
「質感のゴワつきもなく柔らかく、パールレスで自然な立体感のある眉に見えます」(馬場さん)
(左から)
#02 ブラウンは、女性らしい柔らかな表情を演出。「肌なじみがいい垢抜けブラウンです」(馬場さん)
#04 クリアは、毛流れを整えながらすばやく乾き、ツヤのある眉に。「自然なツヤをプラスし、眉毛にハリがあるように見せられます」(馬場さん)
<スック>のカラーメイクで、もうひとつ忘れてはならないのがリップです。
“常に旬のものを提供できるように”と開発した結果、大ヒットとなったのが「シアー マット リップスティック」です。マットな質感でありながら透け感があり、著名なヘアメイクさんの愛用品としても話題に。
またツヤ仕上がりの「モイスチャー リッチ リップスティック」、くっきり発色のリキッドタイプ「コンフォート リップ フルイド フォグ」は、それぞれ人気カラーをチェック。
さらに、肌に溶け込むようになじむ血色チーク「メルティング パウダー ブラッシュ」もおすすめです。
ソフトな発色のマットでありながらほのかに透ける、<スック>のリップを代表する人気アイテム。キャップは別売りです。
(画像左から)
#06 樹皮-JUHIは、樹木のような温かみを感じるディープブラウン。「<スック>で不動の人気を誇るカラーです。ブラウンが初めての方にも使いやすく、モードになりすぎず、カジュアル感もあるのでどんなシーンにも合わせやすいです」(馬場さん)
#11 春雷-SHUNRAIは、肌なじみのいいヌーディピンク。「ちょっとくすみ感のあるピンクは肌色を選ばず使え、ワークシーン用にチョイスする方が多いですね」(馬場さん)
色をクリアに密着させ、ほのかな光沢を演出するリキッドタイプのリップ。
#08 春摘 -HARUTSUMIは、軽やかな印象のベージュ。「口紅をつけていないかのような軽い質感がポイント。チップで唇につけた後、指や綿棒でぼかすと色落ちしにくくなります」(馬場さん)
バームのような濃密なテクスチャーと、透明感のあるにじみ出るようなツヤがポイントのリップ。
リップバームをベースに開発したリップなので、しっとりとツヤ感も美しいのが魅力です。ぜひ直塗りで、なめらかさとみずみずしさを楽しんでください」(馬場さん)
色彩×ツヤのオーラをグラデーションで纏うパウダーブラッシュ。するする広がる微細な粉体と「オイリーレス」処方により、驚くほどなめらかなグラデーションを実現。「目もとがオレンジやピンク系、ブラウン系でも相性がよく、ほのかなパール感でふわりと繊細な血色感でトレンド顔に」(馬場さん)
<スック>が考える大人の肌の美しさとは、ツヤがあること。<スック>ではスキンケア、カラーメイクもツヤにこだわっていますが、特にファンデーションでのツヤ表現が有名です。
たとえば「ザ リクイド ファンデーション」では、高輝度なツヤ。「SUQQU ザ クリーム ファンデーション」では、時間とともに移り変わるツヤを表現しています。さらに肌をなめらかにトーンアップする「トリートメント セラム プライマー」や、しっとりさせながらツヤ仕上がりの「オイル リッチ グロウ ルース パウダー」まで、ツヤへのこだわりから生まれたベースメイクアイテムに注目です!
<スック>のツヤ肌のこだわりは、下地から。4種の植物オイルを配合した、まるで美容液のような下地は、潤い感のツヤが魅力。潤い層をキープすることで大人のための皮脂対策も。
「乾燥しがちな冬でも “こんなにキレイでいいの?”と、肌をしっとり整えてくれます。ノンパールなのにツヤ感があり、ピオニーピンクのテクスチャーでトーンアップ*。乾燥しやすい部分は重ね塗りがおすすめです」(馬場さん)
*:メイクアップ効果による
とろりと柔らかなツヤの膜で肌を包む、リキッドタイプのファンデーション。新技術により、粉感を抑えたなめらかさを実現。みずみずしく、つるりと光るようなツヤ肌に仕上がります。
「美容液のようなテクスチャーなので、指でのび広げます。高輝度なツヤが出て気品を感じる仕上がりに」(馬場さん)
(画像は#115)
<スック>ザ リクイド ファンデーション 30mL 11,000円 商品はコチラから ➤
【SPF15・PA++】020、025、030、035、105、110、115、125、210、220
【SPF20・PA++】140、240
【SPF25・PA++】130、040
つけたて、肌なじみ後、日中など、時間とともにツヤが移り変わるクリームタイプのファンデーション。さまざまな保湿成分を配合してしっとりと。さらに粉感の少ないテクスチャーで、溶け込むようなツヤ肌に。
「個人的にはメイク落としをする前のツヤが一番キレイだと思っていますが、時間とともに移り変わるツヤが楽しめるのが魅力ですね。自分だけの美しいツヤを見つけてください」(馬場さん)
<スック>SUQQU ザ ファンデーション 30g 14,300円 商品はコチラから ➤
【SPF30・PA++】020、105、110、115、125、205、210、220
【SPF30・PA+++】025、030、035、040、130、140、240
美容オイルを配合し、しっとり感があるルースパウダー。スキニーオレンジパールや大中小のサイズの異なるパールを配合し、濡れたようなツヤ肌に仕上がります。
「サラサラではなく、しっとりした粉質で肌への密着性が高く、パフでもブラシでも使えます。ファンデーションとセットで、ツヤ仕上がりをぜひ試してみてください」(馬場さん)
<スック>メイクアップアーティストの馬場さんによる、モデルメイクがこちら。コンセプトは、優しさと品のあるメイクです。
アイメイクは、まばゆい輝きのある淡いパープルの単色アイシャドウをベースに、イエローがアクセントになったアイシャドウパレット。さらに、ダークブラウンのアイライナー、ブラウンのマスカラとブラウンのアイブロウマスカラを使用。チークはベージュ系、人気のマットタイプのリップもベージュ系です。
「目もとは淡いきらめきのあるパープルをベースにウォームカラーでまとめ、ほのかな血色チークとベージュ系のリップでエレガントに仕上げました」(馬場さん)
POINT
ベースは、<スック>がこだわるツヤ肌を生かした仕上がりに。まず、淡いピンクの下地で肌を整え、リキッドタイプのファンデーションをオン。
「ファンデーションは、美容液のようなしっとりしたテクスチャーなので、指で丁寧になじませて。ぴたっと肌に密着して上品な高輝度の肌に仕上がります。さらにパウダーを肌全体につければ、気品のある肌に。メイクもヨレにくくなり、おすすめです」(馬場さん)
POINT
まず上まぶた全体に単色アイシャドウのパープル系をのばし、次に4色のアイシャドウパレットを使用。aを上まぶたにつけ、さらに下まぶたのキワにアイラインのように入れてポイントに。bは上の目のキワにアイラインのように細く入れます。cは最初につけたパープルとaのイエローをなじませるようにつけ、dを上まぶたの目尻側にオン。アイライナーは、まつげのキワを埋めるようにして引き締めて。
「上まぶたにベースとしてパープルをのせるとトーンアップして、仕上がりもふんわり見えるのでおすすめです。4色パレットはaのイエローも肌なじみのよい発色なので、全体に品よく仕上がります」(馬場さん)
(画像左から)
大粒パール入りで華やか、透明感のあるステラータイプの単色アイシャドウ。#13 洸紫 -KOUSHIは、パープルがかったブリスフルピンク。
ブランドのアイコン4色アイシャドウの#10彩葉集 -IROHAATSUMEは、セピアブラウン×ブロンズイエローの同系色のパレット。
ペンシルが肌に触れるとジェルがとろけるようにのび、ぴたっとフィックス。上品な発色とツヤ感が魅力。
#02 ブラウンは、目もとを引き締めながらも優しさも演出するダークブラウン。
POINT
このアイメイクでは、あえてブラックは使わず、ブラウンで優しさを表現しています。
「ブラウンのマスカラはツヤ感があって潤って見えるのがポイント。あらかじめ、名品ビューラーを使ってまつげの根本からキレイにカールさせておいてください。また、ブラウンのアイブロウマスカラは、少し逆毛を立てるようにして眉に色をのせるのがコツ。目もと全体がブラウンみを帯びて、知的でエレガントな印象に」(馬場さん)
POINT
チークは頬骨の高い位置からこめかみにかけて、幅広く入れます。
「チークだけが目立たないよう、ベースの一部として表現しました。自然なツヤ感があって、肌が潤って見えるのも魅力ですね」(馬場さん)
血色チークの#09 可憐咲 -KARENZAKIは、ほのかなピンクパールが入ったイノセントベージュ。ふんわり、紅潮したような血色感を演出します。
<スック>メルティング パウダー ブラッシュ #09 可憐咲 -KARENZAKI 6,050円
※商品リニューアルのため現在お取り扱いがございません。
POINT
リップは輪郭を取らずに、唇に直づけ。「マットな質感ですが透け感があって凛とした表情に。中央に重ねづけすることで立体感が演出できます。目もとが主役のメイクなので、リップはベージュの色みで主張させないこと」(馬場さん)
人気のマットタイプのリップの#14 柔包-YAWATSUTSUMIは、自然な血色感のあるソフトベージュ。素の唇にナチュラルに溶け込むようになじんで、凛とした女性らしさを表現できます。
※価格はすべて税込です。
※品切れの際はご容赦ください。
※2024年9月17日現在の価格です。価格が改定となる場合がございます。
池田淳 (CASK/商品) 撮影/十万正人 (人物) メイク/馬場愛弓 (スック) 構成・文/STRIPE
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