2023.2.22
特集
一人ひとりの肌を美しく見せてくれるパーソナルカラーは、自分に似合う色を纏うことで肌を綺麗に見せてくれたり印象を良くしてくれたりする効果が期待できるものです。似合う色が分かると自信をもってコスメを選ぶことができ、便利だと感じる一方で「ついパーソナルカラーに囚われすぎてしまう」「いつも同じ色の服やコスメばかり使ってマンネリ気味」という方も。
そこで、今回はメイク&カラーコンサルタントである私ayannuとメイクアップアーティストの平山竜巳が、似合わせ力を磨くパーソナルカラーの素敵な使いこなし方についてご紹介します。おすすめコスメとトレンドメイクも参考に、新しい自分に出会うことのできる色選びの参考にしてみてくださいね。
メイクアップ アーティスト
平山竜巳さん (ヒラヤマ タツミ)
2010年、メイクアップアーティストとして活動をスタート。国内外での活動を経て、イセタン ミラーのメインビジュアルのディレクションを担当。一人ひとりが持つ魅力を最大限に引き出すコスメセレクトとメイクテクニックが魅力で、モデルからの支持はもちろん、メイクのタッチアップを懇願する女性が後を絶たない。今注目の人気メイクアップアーティスト。
メイク&カラーコンサルタント
ayannu (あやんぬ)
大手化粧品会社の美容部員・美容ライターを経て、現在は企業の美容コラムや連載を担当。パーソナルカラーとメイクにまつわる本も2冊出版。(KADOKAWA)イメージコンサルタント養成スクールにてパーソナルカラーコスメアドバイザー養成講座の講師としても活動中。パーソナルカラーや色彩心理の資格を生かしながら、なりたい自分になるための色選びやメイク方法を提案。
だんだんと季節も春めいてきて新しい新作コスメも続々と登場し、わくわくとしている方も多いはず。
今年のトレンドメイクは、【①カラーアイテムの多色使い】と【②定番カラーのアップデート】がキーワード。
2023年はオレンジ×パープルを含んだアイシャドウパレットのような多色パレットの発売も多く、いくつかのカラフルな色を纏いたいというポジティブな空気を感じます。
また、その一方ではベーシックカラーのアップデートも。
たとえば、ブラックのマスカラやベージュのアイシャドウも今の時代に合わせた軽やかさだったり抜け感がだせるような工夫がされていて、「おしゃれの原点こそ定番カラー」へという意識も向いているようです。
あたたかく、明るく、鮮やかで澄んだ色が得意なパーソナルカラースプリングタイプ(イエローベース・春)。今回のメイクでは、あえてスプリングならではの可愛らしい印象や甘さを隠し、大人っぽさを加えて仕上げています。
目もとには、<THREE/スリー>のディメンショナルビジョンアイパレット #13 ACTIVE ENCHANTMENTを。
右側のシアーなオレンジとイエローをまぶた全体にたっぷりとのせて左下の柔らかなくすみピンクは目のキワに入れてアンニュイさをプラス。下まぶたには左上のブラウンをしっかりと入れます。
今回使用したブラウンにはたっぷりのラメが。この煌めくラメ&透け感たっぷりのブラウンがスプリングタイプの魅力を引き立てながら大人っぽさも絶妙にプラスします。
<THREE>THREE ディメンショナルビジョンアイパレット #13 ACTIVE ENCHANTMENT 7,150円 商品はコチラから ➤
スプリングタイプのメイクで使用したコスメはこちら。
(画像左から)
アイブロウには、<セルヴォーク/Celvoke>のインディケイトアイブロウパウダー #07:ラセットブラウンを。あたたかさと明るさを味方にして軽やかさを演出します。
<セルヴォーク>インディケイト アイブロウパウダー #07:ラセットブラウン 3,850円 商品はコチラから ➤
チークには体温を感じるような<オサジ/OSAJI>のニュアンス フェイスカラー #09 Sasayaki〈囁き〉を。細かいゴールドパール×透けるようなピンクが内側から上気したような頬に仕上げます。
<オサジ>OSAJI ニュアンス フェイスカラー 2023 SPRING COLLECTION #09 Sasayaki〈囁き〉 2,750円 商品はコチラから ➤
リップにも今回は<セルヴォーク>を。アラウズ リップス #ネオテラコッタは本来オータムタイプ向きのカラーですが、透け感があるためスプリングタイプの方でも似合わせることができます。大人っぽさを出しつつも、こなれた顔に仕上げてくれるはず。
<セルヴォーク>アラウズ リップス #ネオテラコッタ 2,970円 商品はコチラから ➤
<THREE>THREE ディメンショナルビジョンアイパレット #13 ACTIVE ENCHANTMENT 7,150円 商品はコチラから ➤
あたたかさ・明るさ・鮮やかさ・ツヤが得意なスプリングタイプ。
本来の魅力を活かしつつも新しい色にチャレンジする際は、「透け感」や「ツヤ」がポイントです。軽やかさ・ツヤがでるものであれば、深いブラウンやテラコッタを選んでも大丈夫。沈むことなくスプリングタイプならではのハンサムな雰囲気を楽しめますよ。
今年は、可愛いだけじゃない、大人な自分を楽しむメイクにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
つめたくて、明るく、穏やかでスモーキーな色が得意なパーソナルカラーサマータイプ。(ブルーベース・夏)今回のメイクでは、あえて苦手とされているオレンジを愉しめるメイクレシピに挑戦しました。
目もとには、<アディクション/ADDICTION>のアディクション ザ アイシャドウ パレット #011 Heirloom Jewelを。
上まぶたには、得意な左上のシアーなパープルと右下のブルーパールが煌めくプラムをON。得意なカラーでしっかりと目もとの透明感をプラスします。
下まぶたには、右上の柔らかなウォ―ムピンクと左下のオレンジをMIX。涙袋をふっくらと見せつつ、アクセントとなるよう仕上げています。
<アディクション>アディクション ザ アイシャドウ パレット #011 Heirloom Jewel 6,820円 商品はコチラから ➤
サマータイプのメイクで使用したコスメはこちら。
(画像左から)
チークには、<THREE>のブロウンアウェイ ブラッシュデュオ #03 ROAM FREEを。
こちらは青みのピンク×ピーチの組み合わせ。得意な青みのピンクをベースにすることで苦手な黄みもふんわりとした血色として纏うことができます。
<THREE>THREE ブロウンアウェイ ブラッシュデュオ #03 ROAM FREE 4,180円 商品はコチラから ➤
そしてリップには、<THREE>のディヴァインリップジェム #06 FALL FOR MEを。
落ち着きのあるまろやかなレッドブラウンは、本来サマータイプにとって苦手なカラーですが、透け感をしっかりと出すことで唇の色素と上手く調和します。洗練された色気を纏えるはず。
<THREE>THREE ディヴァインリップジェム #06 FALL FOR ME 3,850円 商品はコチラから ➤
アイライナーには、<スック/SUQQU>のニュアンス アイライナー 04 ボルドーを。
抜け感が出過ぎない絶妙なピンクで締めています。
<スック>ニュアンス アイライナー 04 ボルドー 3,300円 商品はコチラから ➤
<アディクション>アディクション ザ アイシャドウ パレット #011 Heirloom Jewel 6,820円 商品はコチラから ➤
つめたさ・明るさ・穏やかさ・スモーキーな色が得意なサマータイプ。
「透け感」と「穏やかさ」を味方にすることで、本来の魅力を活かしながら異なるパーソナルカラーアイテムを似合わせることができるはず。苦手なオレンジだって、得意な青みをベースにすることで血色として愉しむことができますよ。
あたたかく、深く、穏やかでスモーキーな色が得意なパーソナルカラーオータムタイプ。(イエローベース・秋)
今回のメイクでは、定番ベージュの見直しをキーワードに、今っぽさのあるこなれたベージュメイクを提案します。
目もとには、<スック>のシグニチャー カラー アイズ #12 胡桃染 -KURUMIZOMEを。
まぶた全体に右上のマットベージュと左下の赤みブラウンをMIX。
柔らかなベージュと赤みのブラウンでこなれ感のある仕上がりに。
右下のグリーンは目の際にのせて締めています。
大粒のパールがたっぷりと含まれていることで惹きつけられるような眼差しに。
最後に左上のシアーなホワイトを黒目の上にのせることで春らしい軽さもプラスしました。
オータムタイプのメイクで使用したコスメはこちら。
(画像左から)
ベースには、<ローラ メルシエ/LAURA MERCIER>のフローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング トーンアップクッションを。明るいツヤと血色感で肌に透明感をプラスしています。
<ローラ メルシエ>フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング トーンアップ クッション レフィル #LIGHT ROSE 5,720円
<ローラ メルシエ>フローレス ルミエール ラディアンス パーフェクティング クッション ケース トーンアップ 1,650円
■2023年3月8日(水) 予約販売
■2023年3月15日(水) 全国発売
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●<SHISEIDO>SHISEIDO シンクロスキン トーンアップ プライマーコンパクト 13g SPF24・PA++ 5,280円 商品はコチラから ➤
そしてリップには、<RMK>のザ マット リップカラー #ピーチ フォグを。
こちらは空気を含んだような柔らかく落ち着きのあるベージュです。
ほんのりとしたピンクも感じることができ、抜け感のある仕上がりに。
<RMK>RMK ザ マット リップカラー #ピーチ フォグ 3,850円 商品はコチラから ➤
チークには、<M・A・C/MAC>のグロー プレイ ブラッシュ #ソー ナチュラルを。
今回は、頬だけでなくまぶたにも仕込んで全体的に内側から滲み出るような血色感を作り出しています。艶やかで沈まないベージュは1つもっておくとかなり便利。肌に血色を仕込めるカラーです。
<M・A・C>グロー プレイ ブラッシュ #ソー ナチュラル 4,510円 商品はコチラから ➤
あたたかさ・深さ・穏やかさ・スモーキカラーが得意なオータムタイプ。
得意な黄みや深さを活かしつつも、どこかにピンクを感じるような血色感をプラスすることでいつものメイクに新しい柔らかさを加えることができます。
密閉感のある白っぽいピンクではなく、素肌を活かしてくれるような透け感のあるピンクや血色感カラーを選ぶのがポイント。
そして2023年は「安定のベージュ」から「新しいベージュ」へ。
自分なりの血色もプラスして奥に秘めた柔らかな要素を表現してみるとあたらしい自分に出会えるはず。
つめたくて、深く、鮮やかで澄んだ色が得意なパーソナルカラーウィンタータイプ。(ブルーベース・冬)
今回は、元々持っているコントラストの強さを活かして引き算メイク行い、さらにウィンタータイプならではの魅力を引き出していきます。
華やかな印象になりがちな目もとには、<アンプリチュード>のコンスピキュアスアイズ #13 ピンクブラウンを。
全体的に透け感たっぷりのボルドーをON。
左のマットなブラウンは目頭と目尻のキワに。
あえて目の中央に抜け感をつくりつつ、目力をキープさせるのがポイントです。右側のピンクラメは黒目の上下にのせています。
今回使用したボルドーにはたっぷりのパールが。
この煌めくパール&透け感たっぷりのボルドーがウィンタータイプの魅力を引き立てながら大人っぽさも絶妙にプラスします。
<アンプリチュード>Amplitude コンスピキュアス アイズ #13 ピンクブラウン 7,700円 商品はコチラから ➤
ウィンタータイプのメイクで使用したコスメはこちら。
(画像左から)
チークには<アンプリチュード>のコンスピキュアス モノチークス #05 ベビーピンクと#06 ディープローズ2色をMIX。
繊細なパールがたっぷりと艶めく#05のシアーなピンクをベースにして、とくに血色をだしたい部分に#06のローズカラーをプラスしてナチュラルな血色感に。
<アンプリチュード>Amplitude コンスピキュアス モノチークス #05 ベビーピンク、#06 ディープローズ 各6,380円 商品はコチラから ➤
マスカラには、<アディクション>のザ マスカラ カラーニュアンス WP #006 Deep Plumを。アイシャドウに合わせたボルドーで黒では作れない抜け感を。
<アディクション>アディクション ザ マスカラ カラーニュアンス WP #006 Deep Plum 4,180円 商品はコチラから ➤
アイブロウにも軽やかさとツヤを足すために今回は<セルヴォーク>のインフィニトリー グラマーリキッド #01 クリアクリスタルをプラス。こちらは目もとにも肌にもリップにも使えるリキッドカラーで、ツヤを足してくれるアイテムです。
<セルヴォーク>インフィニトリー グリマーリキッド #01 クリアクリスタル 2,970円 商品はコチラから ➤
リップには<スック>のトリートメント ラッピング リップ #05 聴色 -YURUSHIIROを。
肌の透明感を引き立ててくれる軽やかな青みのピンクで今っぽい軽やかな唇に。
<スック>トリートメント ラッピング リップ #05 聴色 -YURUSHIIRO 4,400円 商品はコチラから ➤
<アンプリチュード>Amplitude コンスピキュアス アイズ #13 ピンクブラウン 7,700円 商品はコチラから ➤
冷たさ・深さ・鮮やかさ・ツヤが得意なウィンタータイプ。
元々のコントラスとの強さ(メリハリ)を活かした引き算メイクがポイント。
青みとツヤで本来の魅力を活かしつつ、今年は透け感たっぷりのボルドーやピンクで柔らかな雰囲気をつくるのがおすすめです。
肌を美しく見せてくれるパーソナルカラーは、味方につけることで印象を良くしてくれたりする効果が期待できるもの。
ただ、パーソナルカラーこだわる必要なんて実はなくて、あくまでも自分を理解するうえでのベースとして捉えることができれば大丈夫。
本当に大切なのは「自分がどんな色を使いたいか。」「どんな自分になりたいか。」
ときめく色やわくわくするコスメに出会った時、「イエベだから、ブルベだから」「この色は相性が悪いから・・・」と、色を理由に諦めるのではなく、自分ならどうやって使おうかなと考えて愉しむことができるとさらに毎日のメイクやコスメ選びの幅も広がるはず。
パーソナルカラーを味方にしつつ、パーソナルカラーにこだわらない勇気ももって、2023年はさまざまなメイクにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
*価格はすべて税込です。
*品切れの際はご容赦ください。
*2023年2月22日現在の価格です。価格が改定となる場合がございます。
モデル撮影/花村克彦 商品撮影/金野圭介 ビジュアルデザイン/tsuda (suicchi) メイク/平山竜巳 メイクアシスト/山田実侑 ヘアスタイリスト/高遠翔馬、柳川真凜 モデル/yuzuki、井樋ふうか、三橋観月、内野七星 ディレクション/平山竜巳 構成・文/ayannu
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